占い師〜自分との和解〜
あるコミュニティにいたとき、
占い師のもとを訪ねた。
正直、高いお金を払ったのに
たいしたアドバイスももらえず
15分以上巻かれてしまって
当時はとてもショックを受けた。
アホらし〜とさえ思った。
占いにはもともと興味はなくて、
今現在もまったくと言ってない。
でも、今になって分かったのは
あの日、生まれて初めて
《魂との再会》を果たしたということ。
当時はスピリチュアルな世界をまったく知らず
今でもそれほど詳しくはないし、
学んでみてもそれほど興味はもてなかった。
そんな私だけど、
魂が自分の“本音”みたいなものであるなら
その存在は信じていたいと思う。
占い師の家に招かれて
たぶん氣とかエネルギーとかいう
目に見えない強いものを初めて感じた。
異変を感じた私はトイレに入った。
そのとたん息苦しくなり、過呼吸になった。
大号泣して、身体中が震えた。
何が起きているのかわからなかった。
一緒にいた女性に抱きしめてもらって
ようやく落ち着きを取り戻した。
私は昔から、霊感もないし、
感じやすいとか見えるとかもない。
霊的な経験なんて一切ない。
そのときは自分の魂が
「気づいて!私を感じて!」
って言っていたのだと今になって思う。
それまでの私は、
自分の意見も言えず、
常に人に気を遣い、
常に人に合わせて、
あまり笑わず、
自分の好きなものも分からず、
人が怖くて、
我慢することが当たり前だった。
ずっと、本音がわからなかった。
ずっと、魂を無視してきていた。
そんな私の魂の声を初めて
聴いた記念日だった。
怪しそうで怪しくない話。
自分との和解。