直感日記

「これがやりたい」その声は、きっと未来の私の声。だったらそれは、私にとっての羅針盤。ドキドキするね。

《発狂》ホテルに連込まれた話inスリランカ

私は今年2018年の春に

大学を卒業したんやけどね、

 


『社会の落ちこぼれが
生きのびるための逃亡肯定論』


というやばい卒論を書いてもた。

 


私が私を救うために
必死の形相で書いた卒業論文です。

 


冒頭はこう始まる。。

 


~序章~
逃げろ逃げろ逃げろ!!

 


「君は、どこに行きたいんだい?」


トゥクトゥクのおじさんが私を呼び止める。お金を持っている観光客目当てだ。
ここに来てから、やたら声をかけられる。目的地の決まっていない私は、無視して通り過ぎようとした。


「有名な寺院を案内してあげるよ。お金はいらない。スリランカを楽しんで欲しいんだ。」

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(その時の写真)


押しが強いくせに、お金を要求しないという親切心。日本人である私は、迷うというより“断れなかった”。どうも人の親切を断るのは苦手だ。

 

私はトゥクトゥクに乗り込んだ。その人の英語はほとんど聞き取れなかったが、私は中学生のときに習った英語で、必死に会話をした。頑張るというのは気持ちの良いものだ。


おじさんは二つの寺院に連れて行ってくれたあと、地元の人に人気のカレーのお店を紹介してくれた。私が食べている間、外で待っていてくれた。

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私が戻るとおじさんは言った。
「ぼくはマッサージが得意なんだ。最後に君にマッサージをプレゼントするよ。君のホテルを教えてくれ。」


身の毛がよだった。
「No thank you.」
それはさすがに怖すぎる。密室に二人きりなんて…。


「どうしてタダなのに断るの?
お金はいらないから。君にハッピーになってほしいだけなんだ。」

 

 

 

 


気づくと私は知らない安宿にいた。断りきれなかったことを死ぬほど後悔した。
心臓が、いや全身がバクバクと音を立てている。不幸中の幸いと言ってよいのか、部屋はフロントのすぐとなりだ。

 

(大丈夫、何かあっても大声を出せば、

フロントの人が助けてくれるだろう。)


私は、フロントに1000ルピーを渡す。なぜ、私が払うのだ??疑問に思いながらも、混乱した頭では、思考をまったく英語に変換できない。


部屋は薄暗く、小さな窓からわずかに光が差し込む。汚いダブルベッドと机だけが置いてある。中に入ると、外よりジメッとして蒸し暑い。

 

おじさんは上半身裸になっていた。気持ちの悪い中年太りのおなかに吐き気がする。
「さあ、服を脱いで横になって。」

 


バクバクバクバクバクバク。

さっきより鼓動が速くなる。

私はバッグを握り締め、ベッドにうつ伏せになった。服を脱いだらおしまいだ。すぐに逃げられるように、靴も履いたまま。


おじさんはベッドに上がり、私のふくらはぎを揉む。こんな安心できないマッサージがあったものか、と思いながらも、力強く上手で丁寧なマッサージに、今日一日親切にしてくれたおじさんを疑いきれない自分もいる。


何より、初めての一人旅で、心も体も疲れている。おじさんのマッサージがだんだん心地よくなってくる。眠っちゃいけないとだけ自分に言い聞かせて、私はおじさんに身を委ねた。


おじさんが馬乗りになる。私はびくっとしたものの冷静を装っていた。服の下から手を入れられる。おじさんの素手の感覚の気持ち悪さに耐えられず、私は勢いよく跳ね起きた。


「違うよ。そういうんじゃない!」


私はおじさんの話をさえぎって、無我夢中で部屋を飛び出した。逃げろ!バタバタバタバタ!!!
逃げろ!逃げろ逃げろ逃げろ!!
私は全速力で走った。振り向いたときにはもうおじさんはいない。


今まで我慢していた涙が一気にあふれ出る。
車も通らない舗装されていない道路に、私と野良犬だけがここにいる。
私は、大声で泣いた。
怖かった…でも、無事だった…


ああ、私は何をやっているんだろう。
私は、どうしてこんなところにいるのだろう。

 

 


 2017年1月スリランカを1人で旅した。【序章】の物語は、私の実体験である。これは自分の命さえも落としかねない出来事だったのかもしれない。

 

 しかし、この出来事は日本社会と類似していることのではないかと思い、物語という形で入り込みやすくお伝えすることとした。日本の企業も、興味を惹きつけるうたい文句で就職活動中の学生を誘う。いざ働き出すと、残業、長い会議、無駄な飲み会と、断れない空気が作り出され、少しずつストレスが蓄積される。

 

 そして、鬱や病気、自殺という取り返しのつかない事態にまで追い込まれる犠牲者が出てしまう。手遅れになる前に、逃げるという手段を選択することは重要であると考える。

 

序章は以上。Yo!

わたしは発狂!Yo!

企業は!

・・・Yo! 

思いつかなかった終了!

 

 


いや〜ヤバイもん書いた。


恐ろしや〜。
何やってんだか。


はじめての一人旅は
ほんとに不安すぎて寂しすぎて
優しくしてくれた人に
頼りたくなっちゃったんや。


バカじゃないの?って思うよね。
私も思うよ!何やってんの?!?
はぁ?!あかんやろ!!!

 

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その日に彼氏に報告(笑)

おじさんがトイレに行っている

間に撮ったらしい。

そん時に逃げろって話。

でも恐怖で逃げれんかったやと思う。


でもその場にいるとさ、
いい人なのかな?って
思ってしまうことってあるね。

 


だから、詐欺事件が起こるんやし。
私はまだないからいいけど
🐥〈いや、これもあかんから


ほんと気をつけなきゃダメね〜。

誰にでも起こり得る。

 

ほんとはいい人やったんかもしれん、

ほんとに親切にしたかっただけかも、

って友達に言ったら、

「んなわけないやん、あほか」言われた。

 

当たり前田のよし子ちゃんやけど

勇気出して付いていってみよ!

なんて思ってませんからねー!

人間、思考停止してしまう

ことがあるということです。


卒論の内容はまたいつの日か。